2007年10月18日
明治35年頃から、曽祖父 亀吉から「渋木エキス」と言う天然の染料を製造していました。
ヤマモモの木の皮から煮出した液を煮詰めて冷えれば固形になるまで濃縮します。
大正8年、祖父 徳松から紀州梅干を製造しています。
青梅を食塩で漬け込み、塩で梅の果汁を抜き、天日干して水分を蒸発させて梅干を作ります。
昭和23年頃から サツマイモの「芋飴」の製造をしていました。
芋を砕いて煮た後、糖化酵素で澱粉を糖に変えた液体を真空濃縮管を使って濃縮します。
昭和34年から地元の青梅を使って梅肉エキスの製造を始めています。
青梅果汁を煮詰めて作ります。
昭和52年からフリーズドライ梅肉の製造を始めました。
気圧を下げて水の沸騰点をマイナス10℃以下にして昇華で水分を抜いています。
昭和55年から真空濃縮装置を使ってシソ梅酢の濃縮をしています。
沸騰点を50℃で濃縮することで色と香が壊れません。
時代は代わり扱う品物や方法は変わっても「水を抜く」仕事を続けています。